野口啓代(TEAM au)は気負いがやや裏目に出て最終課題をクリアできず、4完登に終わった。「最終戦ということもあり、この後はアジア大会や世界選手権と大切な大会が続く。頑張らないといけない、と焦っていた」と不満を残した。

 W杯ボルダリング総合優勝4度の実績を持つ29歳の実力者でも普段より緊張したという。3年ぶりの女王奪取に向け「反省点がたくさんある。あんまり記録とか優勝を考えず、まずは目の前の課題をしっかり登りたい」と気持ちを切り替えた。