終盤に粘りを発揮し予選通過を果たした松山英樹は「よく持ちこたえた。通って良かった」とほっとした笑みだった。

 「最近の中ではかなりいい方」とショットがさえながら、パットが決まらなかった。1番のパー4は2メートルのチャンスを逃した。4、5番は連続バーディーも、8番で3パットのボギー。10番も1メートルのバーディーパットがカップに蹴られ、いら立ちを見せた。

 終盤は予選通過ラインを気にしながらのプレー。その中で17番パー4、残り132ヤードからピッチングウエッジでの第2打がカップの真横に落ちる好ショット。バーディーを決め、歓声に手を上げて応えた。「トップと離れているけれど、はまればビッグスコアも出る」と追い上げに意欲を示した。