日本ボクシング連盟は20日、一連の疑惑解明に取り組む第三者委員会の設置とメンバー4人を発表した。

 梶谷剛氏ら弁護士3人に加え、元警視庁刑事で知能犯捜査歴28年の大場良明氏が加わる。日本連盟の吉森照夫副会長は「独立性を保つ弁護士の方と、調査関係で力を発揮してくださるだろう大場さんにお願いした」と説明した。先月27日に「日本ボクシングを再興する会」が、不正判定疑惑などの告発状を日本オリンピック委員会(JOC)などに提出。JOCと日本スポーツ協会からこの日までに第三者委員会の設置を要請されていた。今後は9月28日までに調査結果を報告する。同副会長は「調査では(山根前会長にも)話を聞くことになると思う」とした。