悪質タックル問題で揺れた関学大は、被害を受けたQB奥野耕世(2年)が先発出場し、初戦を白星で飾った。

昨季2位の関学大は、優勝を目指してのシーズン。5月の日大との定期戦で、悪質タックルを受け負傷した奥野は、第4Q(クォーター)途中に交代するまで、ケガの影響を感じさせないプレーでチームの勝利に貢献した。

試合後、奥野は「今日は60点くらい。攻撃のテンポなど課題が出てきた」と硬い表情。悪質タックルの反則をした日大の宮川泰介選手(20)について聞かれると、「復帰の話を聞いてうれしかった」と心境を明かした。また、いつか同じフィールドでプレーしたいかと問われ「はい。そうです」と答えていた。