フィギュアスケート女子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)4位の宮原知子(20=関大)が「スター」になる。

7日、大阪・高槻市の関大たかつきアイスアリーナで練習を公開。今季初戦のUSインターナショナル(12~16日、米ソルトレークシティー)が間近に迫る中で「リセットのシーズン。新しいことにチャレンジするシーズンにしたい」と意気込んだ。

大きな変化が楽しめそうなのが、新ショートプログラム(SP)の「小雀に捧げる曲」。宮原は振付師と作品を完成させていく過程で「1900年代のムービースターのイメージで、自分1人にスポットライトが当たる感じ」とイメージを体現していったという。

小さな頃から控えめな印象が強かった宮原だが、昨季は左股関節疲労骨折からのリハビリで他競技のアスリートと親睦を深めるなど、徐々に明るい性格に変わっている。その成果もあってか「日常ではあまりキラキラしていないので」としっかりと笑いを取った上で「ショートの曲がかかったらどうしてもジャンプ、ジャンプとなりがちだけれど、振り付けの方にも気持ちを乗せていきたい」と輝く自分を披露していく。

この日はルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させるなど、安定感は健在。4月には悩まされ続けたケガについても医師から完治の知らせを受けており、全日本選手権5連覇が懸かる今季も堂々と歩んでいく。