柔道男子日本代表の井上康生監督(40)と一部選手らが会場で、西日本の台風豪雨と北海道胆振東部地震に対する義援金募金活動を行った。

井上監督は全日本柔道連盟の強化スタッフや選手らとともに来場者へ頭を下げて募金を呼び掛けた。「現役時代からたくさんの人たちに応援してもらい、支えてもらった。柔道で勇気や希望を与えて、こういった活動を通じて少しでも恩返ししたい。ただ、一番は結果だと思うので世界選手権(20日開幕、アゼルバイジャン)で良い結果を報告出来たら」と話した。

ジャカルタ・アジア大会男子100キロ級金メダルの飯田健太郎(20=国士舘大)は小6で初めて出場した全国大会の会場が札幌だった。「結果は2位だったけど、北海道の人の優しさを覚えている。新鮮な魚がおいしい、北海道は大好き。募金だけでなく、自分が出来ることを何か見つけたい」。出稽古や試合などで関西遠征が多い同81キロ級代表の佐々木健志(22=筑波大)は「西日本には友達もたくさんいる。被災された方々には、1日も早く元気になってもらいたい」と願った。

8日には女子日本代表の増地克之監督(47)が女子48キロ級近藤亜美(23)や同63キロ級鍋倉亜美(21=ともに三井住友海上)らとともに募金活動を行った。