男子200メートル平泳ぎは、世界記録保持者の渡辺一平(早大4年)が2分10秒00で優勝し、北島康介氏も果たせなかった高橋繁浩氏以来35年ぶりの3年連続2冠に輝いた。

前半100メートルは2位で折り返したが、150メートルでトップに立つと、最後は2位の花車優(東洋大1年)に0秒86の差をつけた。

昨年1月29日の東京都選手権で2分6秒67の世界新をマーク。同年7月の世界選手権銅メダル、今夏のジャカルタアジア大会銀メダルは、いずれも小関也朱篤(ミキハウス)の後じんを拝したが、最後のインカレで存在感を見せた。

同級生の渡部香生子が女子200メートル平泳ぎ優勝した直後とあって「僕も負けるわけにはいかなかった。つらいこともたくさんあったが、良かった」と渡辺はホッとした様子。そして、その後は、来年の世界選手権、20年の東京五輪を改めて見据えていた。