今季世界ユース五輪でリード、ボルダリング2冠の楢崎明智(めいち、19=TEAM au)が、リードで日本勢最高の4位に入った。

長い手足を生かしてテンポよく登り、課題の後半にさしかかった場面。右手を赤いホールド(突起物)にかけた瞬間に体勢を崩し、力尽きた。31+の高度で堂々の4位となった楢崎明は「自分にしては出来すぎた。(自分の)力を出し切れれば、トップの選手と戦えるっていう自信はかなりつきました」と胸を張った。3位のアレキサンダー・メゴス(ドイツ)との差も痛感。「正直、僕の行ったところまでと、メゴスが行ったところまではグレードが全然違うなっていう感じがします。単純に練習量を増やして、もっと大会で経験を積みたい」と表彰台に上る姿を夢見て、決意を新たにした。

ともに決勝に進んだ高田知尭(ともあき、23=鳥取県協会)は29+の高度で6位、原田海(19=神奈川大)は16+の10位でリードの決勝を終えた。