日本体操協会の塚原光男副会長(70)が11日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演し、前日10日に同協会の臨時理事会から下された職務の一時停止について語り、妻の塚原千恵子女子強化本部長(71)の心境も説明した。

番組司会の加藤浩次に対し、職務の一時停止は「理事会が終わった直後に知った」と答えた。さらに「私はともかく、女子強化本部長の塚原千恵子が、(世界選手権の予選に)行かないということになると、本人も相当ショックを受けていた」。また「このドーハの選手権には長い時間をかけて2020五輪対策も含めて、あらゆる強化対策をこの予選に懸けてきた。そのリーダーシップを発揮してきた立場なので、一番彼女がショックを受けている状況です。私もちょっと困ったかなと」と心境を明かした。

ただ「協会が決定して職務停止と言うことなので、それに対し積極的に協力しないといけないと思う」と決定を尊重する姿勢も示したが「こういった一時的な職務停止は、過激な報道を避けて、選手たちが強化活動に専念できる環境は作れるかなと。しかし、そこに強化本部長がいない。リーダーシップをとっていたことで、14位からスタートした女子の体操が世界4位になった。順位を上げるのには相当なエネルギーが必要で、そこにはちゃんとしたリーダーシップがないと、こういう形にはならなかった。それを中心的にやってきたのが塚原千恵子女子強化本部長ですから」と塚原本部長の手腕を評価し、同時に危機感も訴えた。

 日本体操協会は10日、2016年リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江選手(19)が、塚原本部長と塚原副会長からパワハラを受けたと告発した問題への対応を臨時理事会で協議し、第三者委員会の調査結果が提出され、理事会の判断が出るまで、塚原夫妻を一時職務停止にすることを決定した。