国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は11日、ソフィアで取材に応じ、2016年リオデジャネイロ五輪体操女子代表の宮川紗江が日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長と塚原光男副会長からパワハラを受けたと告発した問題で「世界の体操界が日本を手本とする中でこういう騒ぎが起き、FIG会長として非常に残念だ」と述べた。

日本協会顧問も務める渡辺会長は、暴力指導を認めた速見佑斗コーチに対する日本協会の無期限登録抹消処分は「妥当だった」と指摘。一方で「第三者委員会の調査結果が出ないうちに場外乱闘になっている」と当事者やメディアの過熱ぶりに懸念を示した。

第三者委員会は10月25日開幕の世界選手権(ドーハ)までに調査を終えられない可能性も示したが「今を生きる選手に影響を及ぼさないようにしてほしい。短期で調査結果を出す部分と、腰を据えて土壌改善を図る部分を分けてもらえたら」と話した。