テニスの全米オープンで、日本人初の4大大会シングルス女王となった大坂なおみ(20=日清食品)が13日、帰国し横浜市内で会見を開いた。

大坂は、「たくさんのメールをいただいた。メールが1番の応援になった。それが力になったと思います」と語った。最もうれしかったメールは? と聞かれると、優勝後の錦織圭(28=日清食品)からのものだと明かした。どのようなメッセージだったか? と内容を問われると、大坂は「『おめでとう』と言ってくれたので『ありがとう』と」とシンプルに答え、報道陣を笑わせた。

その上で「圭さんはローマ字でメッセージを送ってくるので、分からないところがある。だから私は平仮名で返しました」と、ローマ字と平仮名でメールのやりとりをしていると明かした。

大坂は「今年、最初からオーストラリアでいいプレーができ、その後も良かったので何かが起こると感じていた」と語った。そして全米オープンで、錦織が男子で4強、自らが女子で優勝したことについて触れ「私たち日本人が2人、セミファイナルに残ったのは初めてと聞いています。いい影響を(日本の)子どもたちに与えていれば、いいと思います。彼(錦織)は男子でロールモデルになっている。私も女子で彼のような存在になりたい」と、今回の優勝を機にさらなる飛躍を誓った。【村上幸将】