テニスの全米オープンで、日本人初の4大大会シングルス女王となった大坂なおみ(20=日清食品)が13日、帰国し横浜市内で会見を開いた。

質疑応答の中で、決勝戦で対戦したセリーナ・ウィリアムズが、第2セットで3度の警告を受けて審判に執拗(しつよう)に抗議した場面について「決勝は残念な部分があった。優勝しても楽しめなかったのでは?」と質問が飛んだ。大阪は「それほど残念、悲しいとは思っていない。初めての決勝進出であり、グランドスラム大会の優勝。知らないことだったので、それほど多くを考えていなかった。終わってみれば全体的にハッピーで、十分にたくさんのことを成し遂げ、知らない経験をもたらしてくれた」と、初めての4大大会決勝で知らないことが多かったことで、試合中のトラブルも意に介さなかったことを強調した。