テニスの全米オープンで、日本人初の4大大会シングルス女王となった大坂なおみ(20=日清食品)が13日、帰国し、横浜市内の日産自動車で行われたブランドアンバサダー就任発表会に出席した。

大坂は発表会後、メディアの囲み取材に応じた。その中で、ヨネックス製の市販のラケットを使っている狙いについて聞かれ「小さい頃から使っているので、自分の手の一部、延長のように考えています」と説明した。主な一問一答は以下の通り。

-目標で憧れのセレーナ・ウィリアムズに勝ち、心境の変化はあった?

大坂 実は2回、勝ったことがあって、初めて勝った時には、確かに自分の中で変化したものがあったと感じました。今回は勝利した後、インタビューで圧倒されてしまっているというのが正直なところ。東レも控えています。ゆっくりと考えたい。

-ハイチ、米国、日本の3カ国を代表していることについて、どう思う?

大坂 自分としては、そういうことは考えないようにしています。私は私…としか思っていないので、そういう質問を受けると凍ってしまいます。考えなくてはいけないのかな? と逆に思ってしまいます。ですので、私は3つのバラバラの何かを代表しているわけではなくて、自分は自分だと思っています。

-目標を達成してモチベーションは下がった?

大坂 今は、よりモチベーションも上がっています。東レが控えていますし、シンガポールで行われるBNPパリバWTAファイナルシンガポールに、ぜひ行きたいと思っています。トップレベルにならなければいけない。頑張りたい。

-市販のラケットを使う狙いは?

大坂 カスタム化されたものではないですけど、ちょっとヘッドのところに重みを足す以外は市販のものと全く同じです。小さい頃からヨネックスを使っているので、自分の手の一部、延長のように考えています。自分のパワーを出せますし、スピンも効くので使っています。