今季シニアデビューの山下真瑚(15=愛知・中京大中京高)が55・33点をマークし、5位発進となった。

冒頭の連続ジャンプは3回転ルッツ-2回転トーループとして着氷。軽やかにダブルアクセル(2回転半)も成功させたが、演技後半の3回転フリップで転倒した。演技後は頭を上に向けるなど、悔しげな表情を見せて「得点というよりかは、自分のベストが出せず、悔しいです」。自ら「10点」と厳しく評価し「ジャンプ(3回転フリップ)がふらふらしてしまった」と課題を口にした。

15歳の山下は、昨季の世界ジュニア選手権で3位となり、今季シニアデビュー。平昌五輪男子銀メダリストの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)と同じく、山田満知子、樋口美穂子両コーチの指導を受ける。

今大会には宇野も出場。14日(日本時間15日未明)のフリーでは「気持ちを入れ替えて、悔しくない演技ができたらいい。順位もなんですが、内容が良ければ、点数も出してもらえると思うので、自分のできることができたらいい」と巻き返しを図る。