なおみの姉も東レに挑戦! テニスの4大大会、全米オープンのシングルスで、日本人として初めて優勝した世界7位の大坂なおみ(20=日清食品)の姉まり(22)が、15日に始まる東レ・パンパシフィック(東京・立川)の予選に出場する。

 

まりは現在、世界344位。予選1回戦で同156位のロットナー(ドイツ)と対戦する。予選は2回勝てば本戦入り。妹のなおみは、13日に凱旋(がいせん)した時「早く姉に会いたい」とラブコールを送っていた。

小さいときから、姉妹はそろってテニスの腕を磨いてきた。子どものころ、なおみの夢はまりに勝つことだった。「負けず嫌いだから、姉に負けたくない一心でテニスを続けた」。12年間、1度も勝てなかったという。それが15歳の時に初めて勝った。4大大会優勝まで、それがなおみのテニス人生最高の勝利だった。

しかし、まりの成績は伸び悩んでいる。世界ランキングの自己最高位は今年5月の280位。今年のツアーへの挑戦は7月のブカレストオープンの予選に出ただけだ。それ以外はツアー下部大会を転戦。姉妹での本戦出場なるか。注目が集まる。【吉松忠弘】