日本勢で唯一世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)に参戦する五十嵐カノア(20)が、声でチームを救った。

この日は日本代表の6選手中1人だけ出番がなく、日の丸を振って応援をリード。荒れた波に苦しみなかなか乗れない女子選手には「小さな波に乗って、確実に得点を」と的確なアドバイスを送るなど、日本のために戦った。

初めて日本代表で戦うが「日本が金メダルをとるために、頑張りたい」と強調する。圧倒的な実績を生かして他の選手にアドバイスするとともに、ムードメーカーとしても代表の雰囲気作りに貢献する。「子どものころから、日の丸のもとで戦いたいと思っていた」という五十嵐が、初の世界一を狙う史上最強「波乗りジャパン」を支える。