日本オリンピック委員会(JOC)は18日の理事会で、スポーツ界で不祥事が相次いでいる事態を受け、JOCに加盟する競技団体の監督強化を強めるため「加盟団体規定」を厳格に運用する方針を明らかにした。

11月をめどに各団体のトップを集めた「会長会議」を初開催し、ガバナンス(組織統治)の強化と再発防止を徹底する。平岡英介専務理事は理事会後の取材に「JOCでも態勢をつくり、選手からの訴えがあればしっかり対応していきたい。(問題の)兆候が出た段階で聞き取り調査を早めにやることを考えていきたい」と語った。また、10月6日に開幕するユースオリンピック(アルゼンチン・ブエノスアイレス)日本選手団の主将に卓球男子の張本智和(エリートアカデミー)が決まったと発表した。