卓球女子の石川佳純(25・全農)が自分越えを誓った。25日、ワールドカップ出場のため、成田空港から中国に向けて出発。時より柔和な笑顔を見せても、心には強い思いを秘める。五輪、世界選手権に次ぐ、格式の高い大会だが、過去2位が最高。打倒、中国を掲げており、相手の土俵とはいえ、つかみたいタイトルだ。「アウェーは意識せず思い切って良いプレーができればいい。目標は優勝。今までの最高が2位なのでそれを越えられるようにしたい」と力を込めた。

8月末のシングルスで優勝したワールドツアーのチェコオープン後、イベントなどの出演のほか、空いた時間を使って故郷の山口に帰り、温泉に入るなどしてリフレッシュした。もちろん、中国選手対策もしっかりやり「チェコで見つかった課題をやってきた。それを出せれば今までよりいい試合ができる」と手ごたえを話した。