10月6日に開幕する第3回ユース五輪(アルゼンチン・ブエノスアイレス)の日本代表選手団が30日、都内で結団式を行い、卓球男子で選手団の主将を務める張本智和(15=エリートアカデミー)が、決意表明を行った。選手団の最年少でもある張本は「チームジャパンとして自覚をもって大会に臨みます。全力で大会に挑むことを誓います」と力を込めた。

主将は人生初と話す。理想の主将像にテニスの松岡修造氏を挙げ「松岡さんのように熱い気持ちで人を突き動かせる人になりたい」と憧れを話した。

張本はユース五輪後、同19日開幕のワールドカップ(フランス・パリ)に出場するため、アルゼンチンから日本には帰国せずフランスに渡る。ハードなスケジュールだが、大会はユースとはいえ、「五輪」と名の付く大会で「五輪をイメージして望む。もちろん、シングルスとダブルスで金メダルを取りたい。また主将として競技はもちろん、普段の生活から模範になれるように頑張ります」と20年東京五輪の前哨戦の1つとして位置づけ、気合を入れた。

また、団長は小谷実可子(52)、総監督は上野広治(59)、旗手はレスリング女子の鏡優翔(17=エリートアカデミー)が務める。