世界ランク6位の日本が同26位のメキシコを3-0(25-15、25-15、25-15)で下して2勝1敗、勝ち点7で2位をキープした。同8位のオランダは同18位のカメルーンを3-0で退け、3連勝、勝ち点8で首位を守った。

日本はメンバーを大きく入れ替えた。主将の岩坂、長岡、石井を初めてスタメンに起用。古賀、奥村、田代と組み合わせた布陣でスタートした。岩坂、奥村のサービスエース、今大会好調の古賀のスパイクなどで得点を重ねて第1セットを先取。第2セットも初出場の島村のサーブが走り、長岡、石井らの攻撃で連取し、第3セットも長岡のサーブと強打などで押し切った。

日本は前日、オランダにフルセットで惜敗した。目標のメダル獲得へ、もう負けられなくなった。

6カ国ずつ4組に分かれた1次リーグ(L)から、各組上位4カ国、計16カ国が成績を持ち越して2次Lに進む。8カ国ずつ2組に分かれる2次Lでは、1次Lで戦った4カ国が同じ組に入り、他組から勝ち上がった4カ国と対戦する。日本はリオ五輪銀メダルで世界ランク3位のセルビア、同4位のブラジルと同組になることが確実。3次Lに生き残れるのは16カ国中6カ国という厳しい戦いになる。

古賀はオランダ戦後、「気持ちを切り替えて、これからはすべて3-0で勝っていくしかありません」と残り3試合のストレート勝ちを誓った。勝ち点で並べば順位はセット率、得点率で決まる。失セット、失点とも可能な限り抑えることがサバイバルマッチを生き残る条件になる。

日本は3日、カメルーンと対戦する。

◆1次リーグA組順位 <1>オランダ(3勝・勝ち点8)<2>日本(2勝1敗・同7)<3>ドイツ(2勝1敗・同6)<4>メキシコ(1勝2敗・同3)<5>カメルーン(1勝2敗・同3)<6>アルゼンチン(3敗・同0)

※同勝ち点の場合はセット率、得点率による