世界ランク6位の日本は同13位のドイツを3-0(27-25、25-20、26-24)で退けて4勝1敗、勝ち点13とし、2位で2次リーグに進む。ドイツは3勝2敗、勝ち点9で3位。

日本は第1セットから黒後愛(20=東レ)の強打が爆発し、荒木絵里香(34=トヨタ車体)のブロード攻撃、クイックも決まってジュースを制した。第2セットは黒後に加えて古賀紗理那(22=NEC)がサーブ、レフト攻撃などで得点を重ねて連取。第3セットも多彩な攻撃でドイツの高さを攻略し、再びジュースで競り勝った。これでドイツ戦5連勝、通算成績を32勝12敗とした。

試合後、古賀紗理那(22=NEC)は「勝つことができて良かった。(相手の)エースの選手に負けないと思った」と振り返った。黒後愛(20=東レ)は「チーム全員で勝ったと思います。目標は全勝だったが、フルセットで負けたオランダ戦後に切り替えられた」と2位通過の要因を分析した。

オランダはメキシコを3-0で下して5戦全勝で首位。アルゼンチンはカメルーンを3-0で破り、初白星を挙げた。

2次リーグで日本を含めたA組上位4チームは、D組から勝ち上がったリオ五輪銀メダルのセルビア、ブラジルなど4チームとE組になり、日本ガイシホール(名古屋)で戦う。1次リーグの成績をそのまま持ち越し、同組だったチームは対戦しない。同様にB、C組を勝ち上がった8チームがF組に入り、各組上位3チームが3次リーグに進出する。

◆1次リーグA組順位 <1>オランダ(5勝・勝ち点14)<2>日本(4勝1敗・同13)<3>ドイツ(3勝2敗・同9)<4>メキシコ(1勝4敗・同3)<5>アルゼンチン(1勝4敗・同3)<6>カメルーン(1勝4敗・同3)

◆同D組順位 <1>セルビア(5勝・勝ち点15)<2>ブラジル(4勝1敗・同12)<3>ドミニカ共和国(3勝2敗・同9)<4>プエルトリコ(2勝3敗・同6)<5>ケニア(1勝4敗・同3)<6>カザフスタン(5敗・同0)

※上位4チームが2次リーグ進出。フルセット3-2で勝者に勝ち点2、敗者に同1。それ以外は勝者に同3。勝ち点が同じ場合はセット率、得点率による