体操の世界選手権(25日開幕、ドーハ)女子日本代表の試技会が11日、東京都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた。昨年の床金メダリストで、7月の練習中に右足首靱帯(じんたい)を痛めたエース村上茉愛(22=日体大)は、床で14・100点とチームトップの高得点をマーク。「最初は間に合うかなと思ったけど順調に来ている。不安なく挑める」と復活をアピールした。着地時などでまだ痛みは残るが「プラスに捉えようと頑張っている」と明るい表情で話した。

塚原千恵子強化本部長がパワハラ告発を受け職務停止になるなどゴタゴタが続いたが、「周りは気にせず、チーム一丸でメダルを獲得したい」と団体3位以内の東京オリンピック出場枠獲得へ、集中して臨む。