バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(24=NTT東日本)が13日、欧州遠征へ向かう成田空港で取材に応じ、女子選手との関係を報じられたことについて「お騒がせして申し訳ないです」と謝罪した。

今年5月の日本代表合宿時に、女子ダブルス世界ランキング1位の福島由紀(25=岐阜トリッキーパンダース)が早朝のドーピング検査時に自室に不在。その時に桃田の部屋にいることが判明し、両選手が注意を受けていた。この日は5月に注意を受けたことをあらためて認め「お騒がせして申し訳ないです。軽率な行動で周りの方にまた迷惑をかけてしまった。反省して、生活行動に気をつけていきたいです。自分が表現できるのはそこ(プレー)でしかない。プレーで示していきたい」と真剣な表情で話した。

欧州2連戦の最初のデンマークオープン(16日開幕)では、アジア大会、中国オープンと2連敗しているインドネシアの若手ギンティンと初戦でぶつかる。直前の練習では過去の対戦ビデオを確認するなどし、相手の動きを研究。「(スピードが)速いですし、気持ちで引いてしまう部分があるので、今回は強気で我慢しながらラリーしたい」とリベンジを誓った。9月上旬の代表合宿中から抱えている左かかと痛は「ほとんどないです」と話し、リラックスした様子で出発した。