世界ランク6位の日本は同7位のイタリアに2-3(19-25、25-22、21-25、25-19、13-15)で敗れ、準決勝進出を逃した。先行されながらしぶとく食い下がったが、フルセットで惜敗した。日本は14日のセルビア戦に続く敗戦で3チーム中最下位が確定。セルビア、イタリアの準決勝進出が決まった。日本は19日に横浜アリーナで米国と5位決定戦に臨む。

以下、中田久美監督(53)の一問一答。

中田監督 今シーズン、メダル獲得というマイルストーンを掲げて強化してきただけに悔しい。まだ、最後の試合があるので、しっかり戦いたい。

-この大会で世界との差をどう感じたか

中田監督 たくさんありすぎて分からない。最低でも相手ブロックが1枚のときは確実に点を取る。競り合ったときの1点、2点の差が大きな差なのだと思う。もう1度、世界と戦うために何が必要なのか確認したい。数字に出ないことが大きな課題になることもある。しっかり分析して現場に落としたい。

-2年後の東京オリンピック(五輪)でメダルを取るための強化課題は

中田監督 すべての試合が今の自分たちの力。手応えもあるし、可能性もある。課題もたくさんある。時間がない中で、できることを確実にやっていく。負けたときも日本、今日のように頑張ったときも日本。地上戦で負けてはいけない。守備、レシーブで世界のトップでなくてはならない。その上で、空中戦でどれだけ差を縮められるかが課題になる。

-メダルを逃したが、米国戦へのモチベーションは

中田監督 私たちにとって大事な試合。モチベーションを持って行くのが自分の仕事。無駄にすることなく、しっかり最後まで戦いたい。