ボクシング元世界王者(ミニマム級)で、アマとして東京オリンピック(五輪)出場を目指す高山勝成(35=名古屋産大)が16日、東京・六本木のトレーニングジム「トータルワークアウト」で練習を公開した。16日、都内で日本ボクシング連盟にアマチュア登録資格を承認された報告会見に臨んだ後、早速、同ジムに移動。主宰のケビン山崎氏のもとで下半身中心のトレーニングを積んだ。

プロの3分12回の試合形式が、アマでは3分3回と短期勝負となる。既に15日から同ジムに通い始めている高山は「アマはテンポが速く駆け引きがたけているので、自分もアマ仕様のキレと動きを来年までに研ぎすませたい」と意図を説明した。今回は約1週間の予定で同ジムでトレーニングを続け「年内にあともう1、2回は集中的にやろうとケビンさんに言われました。体のキレを戻すために間を置かずに体をつくります」との見通しを口にした。

またプロ時代から高山とコンビを組む中出博啓トレーナーは「プロとアマでは別スポーツぐらいの意識はしています。陸上で言えば長距離と短距離の違いがある。アジリティ(機敏性)を上げていきたい」と話していた。