女子500メートルで平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)同種目の金メダリスト、小平奈緒(32=相沢病院)が、37秒78で優勝した。

最初の100メートルをメンバー最速の10秒47で入り加速すると、そのままスピードに乗り同走を突き放し、フィニッシュした。「タイムはまずまず合格点かな。マイペースで自分のレースをしていければ」と今季の国内初戦で上々のスタートを切った。今後は、20日の1000メートルには出場せず、21日の1500メートルに出場する。

2位には、平昌五輪で団体追い抜きの金メダルを含む3つのメダルを獲得した高木美帆(24=日体大助手)が入った。専門外とはいえ、37秒97の好タイムを出し、ゴール後は両手を突き上げた。「(500メートル)は久しぶりだったので38秒が切れて良かった」と手応えを口にした。

今季がスタートしてから「モチベーションが上がってこない」と話したこともあったが、氷上練習をこなし、今季初戦を迎え「シーズンを通して質を上げていければ」と前を向いた。

来週はワールドカップ(W杯)代表選考会を兼ねる全日本距離別選手権(26日開幕、長野・エムウエーブ)が行われる。