V3を狙う富士通が、6戦全勝の1位で1次リーグを突破した。パナソニックとのアウェーでの全勝対決に、17-10で競り勝った。

富士通が最初の攻撃でドライブし、QBバードソンからWR宜本へ23ヤードのTDパスで先制した。直後のキックオフでビッグリターンを許し、QBアンダーソンの1ヤードTDランで追いつかれた。富士通は次の攻撃もドライブして、第2QにWR森田へ10ヤードのTDパスでリード。その後はともにFGを成功させ、17-10で前半を終えた。

後半は一転して両チームとも堅い守備を見せる。富士通がFGを失敗すると、パナソニックもFG失敗で差を詰められない。第4Qは富士通が第4ダウンのギャンブルを阻むなど追加点を許さずに、そのまま逃げ切った。

エースRBニクソンは故障もあって温存したが、代わって金、神山、高口が穴を埋め、QBバードソンが2TDパスを決めた。守備も相手のベースであるランを52ヤードに封じ、パスもDBアディヤミのインターセプトなどで一発を許さなかった。昨年は9-24で完敗の雪辱で、トーナメントへ弾みをつけた。パナソニックは初黒星となった。

オービックはオール三菱に52-0で完勝した。開始のキックオフでWR西村が96ヤードのリターンを皮切りに、7TDをマークした。守備もスキを与えることなく完封し、4勝2敗とした。下位のバトル9のオール三菱は3勝3敗。東京ガスは電通を33-7で快勝して、バトル9でトップの5勝目を挙げた。今季初昇格の電通は2勝4敗でシーズンを終えた。

ポストシーズンのジャパンXボウルトーナメントは、11月4日のワイルドカード・プレーオフからスタートする。