女子1000メートルで平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)同種目の銅メダリスト高木美帆(24=日体大職員)が、1分14秒92で貫禄勝ちした。同五輪銀メダルの小平奈緒(相沢病院)は出場していない。

高木美の強さが際立った。自身は「内容、滑りには納得していない」と辛口だが、600メートル通過から一気に加速。2位の辻に約2秒差をつける圧倒的な勝利だった。五輪後、上がらないモチベーションに戸惑いもあったが、シーズンが開幕し気持ちが戻ってきている。「氷上に上がってからスケートを追求していくことの楽しさをあらためて感じた。体の使い方などまだ改善できる」と力を込めた。