25日にカタール・ドーハで開幕する体操世界選手権の公式練習が23日、会場で行われ、男子の白井健三(22=日体大)が得意種目の床運動で構成を落として臨む計画であることが分かった。

本来はH難度の「シライ3」を含む7・2点の高いDスコア(演技価値点)で実施する予定だったが、この日の練習では、それより0・4点低い構成を試した。「シライ3」を封印し、最後の技は後方伸身宙返り4回ひねりではなく、同3回ひねりに変更。余裕をもって着地し、精度を高める狙いだ。

白井を指導する畠田好章コーチは、「ずっと(7・2点の構成で)練習してきたので本人的には納得していない部分もあると思うが、こういう攻め方もある」と説明した。