米プロバスケットボールNBAのグリズリーズで日本選手2人目となるNBAデビューを果たした渡辺雄太(24)が28日(日本時間29日)、下部チーム、ハッスルの本拠地ミシシッピ州サウスヘイブンで行われたファンイベントに参加した。

初出場から一夜明け、「家族からもこれがスタートラインだからと言われた。自分も同じ考えで、もっと頑張ろうと思った」とNBA定着への決意を示した。イベントでは紅白戦やサイン会が行われ、写真撮影を求められるなど人気を集めた。日本人の姿も見られ「ファンのサポートはありがたい。応援してもらえる選手になりたい」と成長を誓った。

渡辺の活躍を受け、旅行会社の近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(本社・東京)は販売中の「渡辺雄太公式応援ツアー」第1弾に加え、第2、第3弾の計画を明かした。第1弾は12月6日からの4泊6日で、グリズリーズの本拠地メンフィスで渡辺との交流会や観戦チケットも付く。今後は1~3月に追加の2ツアーを予定しているという。広報担当者は「思ったよりデビューが早く、このタイミングで第1弾を先に出しておけて良かったです」と安堵(あんど)。にわかに渡辺フィーバーが高まってきた。