フィギュアスケートの西日本選手権が1日、名古屋市ガイシプラザで開幕した。

男子では4年ぶりに現役復帰した高橋大輔(32=関大KFSC)が開会式とショートプログラム(SP、3日)の滑走順抽選に臨み、1番滑走を引き当てた。最後から2番目にくじを引くと、まさかの滑走順に会場の選手は大爆笑。1番滑走は06年トリノ五輪のSPでも経験しており「結構1番が好きなので、楽しみです」と前向きに捉えた。

復帰戦となった10月の近畿選手権ではSPで首位発進しながら、フリーはジャンプのミスなどが響いて総合3位。長光歌子コーチは「時間の関係もあって、4回転はほとんどやっていない」と明かし、前回同様に3回転までのジャンプ構成となる見込みだ。それでも高橋は「調子は(近畿)ブロックより全然いいです」とニッコリ。関係者によるとチケット約2300枚は、発売からおよそ3時間で売り切れたといい、例年以上の注目を集める大会となりそうだ。

男子SPは3日、フリーは4日に行われ、上位12人が全日本選手権(12月20日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に進む。