日体大は3日、東京・世田谷キャンパスで来春に創設される日本版NCAA「大学スポーツ協会」(UNIVAS)のあり方を検討するシンポジウム(日刊スポーツ新聞社など後援)を開催した。

スポーツ庁では初年度の19年に200大学、20競技団体、10万人の学生アスリートの加盟と、総収入20億円を目指しており、25年には運動部を保有する約400大学、60競技団体の加盟と50億円の収益を目標に掲げている。

シンポジウムではスポーツ庁の増井国光参事官がブランド力の向上や安全安心対策、観客数の増加、人材の育成など同協会の役割、加盟のメリットなどを説明。先進的な取り組みを実践している日体大、鹿屋体育大、新潟医療福祉大、武庫川女子大の4大学の代表者らが取り組みの具体的な内容を発表した。

シンポジウムを主催した日体大の山本博アスレティックデパートメント長は「文武両道の学生を輩出していくために、より多くの情報を発信して、それぞれの大学のやり方を参考にしていただければ」と話した。