首位の荒木菜那(16=愛知・中京大中京高)がフリー2位の109・54点を記録し、合計172・71点で2位となった。

昨季の全日本ジュニア選手権で3位に入り、今季の同選手権(11月23~25日、福岡)シード選手。選考会の今大会は順位に関係なく、全国の舞台に進める立場だったが「最初の3-3(連続3回転ジャンプ)が大事。全日本ジュニアで決めたい」と課題を得た。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは、ルッツが乱れて単発に。そこから「今年は3試合に出てきたけれど、一番落ち着いていた」と演技をまとめたが、優勝は同じ高校の横井ゆは菜(18)に譲った。全日本ジュニア選手権で頂点が期待される立場については「優勝は狙いたいけれど、優勝、優勝と思うと緊張する方。緊張が演技に出るので、リラックスして自分の演技をしたい」と意気込んだ。

3位にはSP3位の岡田芹菜(14=大阪ク)が合計162・76点で滑り込んだ。平昌五輪金メダルのザギトワ(ロシア)を参考にしているスピンは、3つ全てで最高のレベル4。初めて西日本の表彰台に立ち「すごくうれしい。全日本ジュニアでは6位以内を目指します」と初々しく目標を掲げた。