フィギュアスケート女子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)6位の坂本花織(18=シスメックス)が6日、3位に入ったグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会(ヘルシンキ)から関西空港に帰国した。

GP第1戦スケートアメリカは2位。今大会の3位と合わせ、GP2戦の上位6人が進むGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)出場の望みを残す。「ちょっとだけ疲れた」と笑った18歳は「あとの選手の結果次第。次は完璧に(演技)できるように練習したい。今日の夜練から…」と通常モードに戻った。

自らが掲げる課題はステップ。「1カ月の間にステップを改良して、(最高の)レベル4を取れるようにしたい。ずっとレベル3なので、パーフェクトにしたい」。要因は3つのターンを組み合わせる「クラスター」にあるといい「1つ目はできるけれど、2つ目が毎回できない。別の種類にしてみようと思う」と意気込んだ。

フィンランドではショートプログラム(SP)で57・26点の7位と出遅れながら、フリー2位の140・16点で合計197・42点の3位に滑り込んだ。だが、2位のコンスタンチノワ(ロシア)にわずか0・15点及ばなかったのも事実。「0・15点差を見ると、ショート(SPの出遅れ)がすごく悔しい」。大きな経験を糧とし、さらなる向上を目指す。