フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯が9日、広島県立総合体育館で開幕し、男子ショートプログラム(SP)では、GP第2戦スケートカナダを制した宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が92・49点の高得点を出し首位発進した。昨年覇者セルゲイ・ボロノフ(31=ロシア)が91・37点で2位。

宇野はシリーズ2戦上位6人が進むGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)の出場権をかけて11番滑走で登場。最初の4回転フリップは成功したが、次の4回転トーループは回りすぎて転倒した。その後は失敗を引きずらず、トリプルアクセル(3回転半)を成功させるなど、華麗でスピードある演技を披露した。

演技後は大歓声を受け、両手を挙げてファンの声援に応えた。

10日のフリーではスケートカナダに続く優勝を狙っていく。