カーリングのパシフィック・アジア選手権(韓国)で準優勝し、来年3月の世界選手権の出場権を手にした女子代表のロコソラーレが11日、帰国し、成田空港で会見を行った。

2年ぶりに優勝した男子代表とともに出席。女子代表は決勝まで順当に勝ち上がったが、決勝ではライバルの韓国に韓国に8-12で敗れた。スキップの藤沢五月(27)は「優勝を逃し、悔しい思いをしている。ただ、課題も出て、シーズン途中で伸びしろがまだまだあると実感できた。課題をクリアし、次の大会に挑みたい」と前を向いた。

大会期間中、銅メダルを獲得した平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で話題になった「もぐもぐタイム」、「そだねー」が今年の新語・流行語大賞にノミネートされた。セカンドの鈴木夕湖(26)は「小さい頃から知っている賞なので、カーリングが全国の皆さんに知ってもらえてうれしい」と笑顔。さらに「ここまできたら大賞を」と振られると「いや、そんな、無欲です」と笑わせた。

男女ともに、来年3月の世界選手権には、同2月の日本選手権(札幌)で優勝したチームが出場する。藤沢は「しっかり世界選手権の切符は取ってきたので、また代表としてこのユニホームを着て世界選手権で戦えるようにワールドカップも含め、日本選手権しっかり戦いたいなと思う」と気持ちを引き締めた。