体操世界選手権個人総合で日本女子最高の銀メダルを獲得した村上茉愛(22=日体大)が16日、東京・港区のホテルでイタリア寝具「マニフレックス」のアドバイザー就任会見を行った。

マニフレックスのアジア総代理店フラグスポートの山根社長と登壇。「サポートしていただき、睡眠はすごく大事だと実感できた。東京五輪で金メダルを取って山根社長にかけられるよう頑張りたい」と話した。

7月末に右足首靱帯(じんたい)を部分断裂するという大けがを負った経験から「休養がすごく大事だと感じた」と振り返る。これまでは少しの物音だけで目が覚めたり、大会前の緊張で眠れないことが多かったというが、「マニフレックスにしてどんな状況でも深く睡眠を取ることができるようになった」という。

世界選手権では個人総合で銀メダル、床運動で銅メダルを獲得。注目度はさらに高まった。「帰国していろいろな方に『おめでとう』とか『感動した』と言っていただき、実感が出てきたが、来週に試合があるので、そこまでは気を抜けない」。今は日体大の主将として臨む24日開幕の全日本団体選手権に集中する。