勝利の要因は「もぐもぐタイム」-。首位を走る東京が琉球を3-1で下し、5戦全勝で早くも独走態勢に入った。けん引したのは、15歳の張本智和だ。水谷隼、松平健太組で初戦のダブルスを奪い1-0で迎えたシングルス初戦。

第5ゲームまでもつれ込む大接戦となったが、6-9と劣勢に回ったところで「タイムアウト」を取った。ベンチに戻った瞬間、張本が黄色い食べ物をパクリ。リーグのトップパートナー「東京ばな奈」のお菓子を口に頬張り、まさに平昌オリンピック(五輪)で銅メダルを獲得したカーリング女子のような「もぐもぐタイム」でパワーを充電。そこから一気に4連続得点で逆転し、対戦相手の荘智淵(台湾)を一気に飲み込んだ。「昨日(17日)のビクトリーマッチでもタイムアウトをとった時に食べて逆転できた。ゲンを担ぐ意味でも食べました。疲れもあって調子は良くなかったが、粘ることができた」と話し、そのままチームは勢いに乗って勝利した。

ワールドツアーなどにも出場し、連戦続きだが、これでシングルスで5勝(1敗)とチームで主役を張っている。「次も東京ばな奈を食べて連勝したい」。ユーモアを交えながら次戦に向けた。