レスリング女子の日本代表が19日、味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。左肩の負傷で戦列を離れていた16年リオデジャネイロ五輪女子63キロ級金メダルの土性沙羅(東新住建)が、意気込みを語った。

12月20日の全日本選手権(駒沢体育館)で、3月の国別対抗戦、W杯以来、9カ月ぶりに実戦復帰する。「まだタックルに入るには怖さがある」と不安ものぞかせながらも「大会までに100%は難しいが、近づけるようにしたい」と前向きに話した。

4月に手術を行い、9月にマットでの練習を再開した。順調にリハビリや練習をこなす一方で、まだ「肩の可動域が戻り切っていない」と話す。ただ、五輪選考が本格化する全日本選手権出場には「迷いはない」と力強く言い切り「勝って自分の階級を守りたい」とプライドをのぞかせた。