GPシリーズ第4戦NHK杯で日本勢初のGPデビュー戦優勝しSP2位の紀平梨花(16=関大KFSC)がフリー138.28点、合計205.92点で逆転優勝した。GPファイナル(12月6~8日・バンクーバー)への出場を決めた。

GPシリーズ第4戦NHK杯4位でSP首位の三原舞依(19=シスメックス)は、フリー115.83点、合計202.81点で2位だった。

GP第2戦スケートカナダで3位で同3位のエフゲニア・メドベージェワ(19=ロシア)は、フリー125.26点、合計192.81点で4位。GP第1戦スケートアメリカで8位で同4位の本田真凜(17=JAL)は、フリー123・24点、合計188.61点で6位だった。

3位は197.78点でブレイディ・テネル(20=米国)が入った。

GPシリーズ6戦全てが終了しGPファイナルには、ザギトワ(ロシア)、紀平梨花、宮原知子(関大)、トゥクタミシェワ(ロシア)、坂本花織(シスメックス)、サモドゥロワ(ロシア)が出場する。


順位選手合計SPFS
紀平梨花205.9267.64138.28
三原舞依202.8167.95134.86
ブレイディ・テネル197.7861.34136.44
エフゲニア・メドベージェワ192.8167.55125.26
スタニスラワ・コンスタンチノワ189.6754.91134.76
本田真凜188.6165.37123.24
マリア・ソツコワ177.5961.76115.83
マエ・ベレニス・メイテ168.0260.86107.16
ロリーヌ・ルカベリエ157.2451.66105.58
10アレクシア・パガニーニ156.5156.8899.63
11リー・セルナ149.4955.3194.18
12マチルダ・アルゴットソン146.3548.5897.77


紀平梨花

<演技構成>

3A+3T/3A/3Lo/CCoSp/StSq/3Lz+2T/3F/LSp/3Lz+2T+2Lo/FSSp/ChSq/3S

冒頭のトリプルアクセル-3回転トーループは最初のジャンプでバランス崩しコンビネーションに出来ず。次のトリプルアクセルはダブルアクセルに3回転トーループを加えてカバーした。3連続ジャンプもミスなく着氷。最後の3回転サルコーも決め、演技後は笑顔を見せた。 

フランス杯フリー 演技する紀平梨花(AP)
フランス杯フリー 演技する紀平梨花(AP)
フランス杯フリー 演技する紀平梨花(ロイター)
フランス杯フリー 演技する紀平梨花(ロイター)

三原舞依

<演技構成>

3Lz+3T/ChSq/2A/3Lo/CCoSp/3F/2A+3T/FSSp/3Lz+2T+2Lo/3S/StSq/FCCoSp

冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループはうまく着氷。ダブルアクセルや3回転ループなども着氷。コンビネーションスピンではレベル4を獲得。3回転ルッツ-2回転トーループ-2回転ループもミスなく着氷した。最後の3回転サルコーは2回転になった。演技後は手を顔に当てやりきった表情を見せた。

フランス杯フリー 演技する三原舞依(ロイター)
フランス杯フリー 演技する三原舞依(ロイター)

本田真凜

<演技構成>

3Lz+3T/3F/ChSq/3S/2A/CCoSp/2A+3T/3Lo/3F+2T+2Lo/StSq/FCSp/LSp

演技構成を変更。冒頭は3回転ルッツを着氷、続けて3回転フリップ-2回転トーループ。3回転サルコーは2回転になった。 最後の3回転フリップ-ダブルアクセル-2回転ループは最初の3回転が2回転になった。演技後、笑顔を見せたが首をかしげた

フランス杯フリー 演技する本田真凜(ロイター)
フランス杯フリー 演技する本田真凜(ロイター)

エフゲニア・メドベージェワ

<演技構成>

2A+3Lo/3Lz/3F+2T+2T/FCSp/ChSq/2A/3F+3T/3S/3Lo/FCCoSp/StSq/CCoSp

冒頭のダブルアクセルでバランス崩し両手をつきコンビネーションに出来ず。その後のジャンプは取り戻すが後半でコンビネーションでも後の3回転トーループのジャンプでバランスを崩した。スピンでレベル4を獲得。演技後は笑顔なく悔しそうな表情を見せた

フランス杯フリー 演技するメドベージェワ(ロイター)
フランス杯フリー 演技するメドベージェワ(ロイター)

<演技順とSP得点>

第1グループ

・スタニスラワ・コンスタンチノワ(18=ロシア)54.91

・ロリーヌ・ルカベリエ(22=フランス)51.66

・マチルダ・アルゴットソン(20=スウェーデン)48.58

・アレクシア・パガニーニ(17=スイス)56.88

・マエ・ベレニス・メイテ(24=フランス)60.86

・リー・セルナ(19=フランス)55.31

第2グループ

・ブレイディ・テネル(20=米国)61.34

・マリア・ソツコワ(18=ロシア)61.76

・本田真凜(17=JAL)65.37

・三原舞依(19=シスメックス)67.95

・紀平梨花(16=関大KFSC)67.64

・エフゲニア・メドベージェワ(19=ロシア)67.55