2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は30日、各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会出席者に対して競技会場などを巡るベニューツアーを実施した。

約200の国内オリンピック委員会から約400人が参加。4組に分かれ、バス12台で選手村や有明、青海など東京ベイゾーン、新国立競技場などヘリテッジゾーンを回った。

お台場海浜公園では、バスから降りてトライアスロンなどが行われる会場をチェック。英国オリンピック委員会のアンナマリー・フェルプス副会長は「昨年2月に日本に来た時よりも、準備が進んでいるのを感じた。大会に向けて、何も問題はないと思う」と満足そうに話した。

ニュージーランドオリンピック委員会のスタンレー会長も「気候の問題はあるが、それはアスリートが対応する。他に懸念はない」と笑顔で対応。ラグビー強豪国の会長らしく来年のワールドカップ(W杯)も気になる様子で「決勝で(オールブラックスが)見られることを楽しみにしている」と話していた。