F組4位の日本が同6位のカタールに勝利して通算5勝4敗とし、20年東京五輪の予選を兼ねる19年W杯(中国)出場に向けて、1歩前進した。

フリオ・ラマス監督は試合後「後半からはチームがうまく機能した。評価したい」と選手たちを称えた。

第1クォーター(Q)は20-15とリードを奪ったが、第2Qを8-17と逆転され折り返した。第3Qを30-8と圧倒し逆転すると、第4Qも24-7と圧倒した。9月のイラン戦、カザフスタン戦で得点を量産した八村塁(ゴンザガ大学)と渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)が不在の中、馬場雄大(23=A東京)らBリーグ組を中心に戦いに臨み、白星につなげた。逆転に成功した第3Q残り4分18秒、馬場が豪快に右手でダンクシュートを決めた。流れを一気に引き寄せた馬場は試合後「(田中からのパスが)『ダンクいけ!』というパスだったので。チームを盛り上げるプレーだったので狙っていきました」としてやったりの表情を見せた。

4連敗スタートだった日本はこれで5連勝。2次予選はは12チームが6チームずつE組、F組に分かれ、各組上位3チームと4位チームの上位がW杯出場権を獲得する。

12月3日にはカザフスタンと対戦する。馬場は「ディフェンスから走るラマス監督のバスケができれば勝てる。一丸で戦っていきたい」と勝利を誓った。