2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は1日、ラグビーやマウンテンバイクについて競技開始時間の変更を検討をすると明かした。国際オリンピック委員会(IOC)の理事会に出席後、記者団の取材に答えた。

理事会内でIOCの暑さ対策チームが研究結果の中間報告をする中で、気象条件の観点から、両競技の名前を挙げた。武藤氏によると、30分、1時間ほど開始を前後させることで、日中の最も暑い時間帯を避ける提案があったという。

暑い時間帯でいうとラグビーは午前10時30分~午後1時30分、午前11時~午後2時、マウンテンバイクは午後2~4時という日程があり、これらの開始時間を早めたり、遅めたりして、暑さを避けたい考え。

武藤氏は3~5日に行われるIOC調整委員会で検討することを明かした上で「各競技連盟や東京都とも調整しなければならないが、できれば調整委で決められるものは決めたい」と語った。

既にマラソンについては午前7時の開始時間を、同5時30分か同6時に変更する検討を始めている。