平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダリストでショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がフリー183・43点の合計275・10点を記録し、2年連続の2位となった。

冒頭の4回転サルコーと、4回転フリップで回転不足となったが、4回転トーループはきれいに着氷。終盤の連続ジャンプが乱れたことに、悔しげな表情を浮かべた。

合計282・41点を記録した米国のネーサン・チェン(19=米国)が2連覇。宇野の一問一答は以下の通り。

-SP前は練習が思い通りではなかった。今回の演技に向かう前は

宇野 フリーの前はいつも通り。今日の朝の練習もいつも通りだったので、割と不安無く、フリーを迎えることができました。

-2位にはいろいろな思いがある。今回の2位に関しては

宇野 全然自分でも満足しきれない演技でしたけれど、それ以上に「申し訳ないな」という思い。試合が終わって、この場(記者会見場)で話をする時に、最近ずっと同じような気持ちで「次の試合を頑張りたいです」と言い続けている。自分にあきれたところもありますけれど、僕だけが悔しい思いをしているわけじゃないですし、僕以上に頑張っている選手もたくさん周りにいるので、あまり落ちこんでばかりもいられない。「次の試合に向けて頑張ろう」という気持ちもあります。

-申し訳ないのは周囲に対してか

宇野 そうですね。何より、去年もGPファイナルは結果が求められた試合(で2位)。今回もきっと、結果が求められた試合だと僕の中でも自覚していたので「それに応えられたらな」という思いはありました。けれど、このような演技では、そのような(期待された)結果は得られることができなかったということです。