2部リーグを全勝優勝して入替戦に臨んだ同大が、1部8位の甲南大を下し2季ぶりの1部リーグ復帰を決めた。

同大はWR毛綿谷海都(3年)の2TDで流れをつかんだ。第1クオーター(Q)3分50秒、敵陣15ヤードまで迫ると、毛綿谷へのTDパスが決まり先制に成功した。毛綿谷は最終Qにも、エンドゾーン7ヤード前でパスを受け、右サイドから左サイドへうまく守備をかわしながら走り抜け、勝利を決定づけるTDを奪った。

試合後、藤原良弘監督(57)は「最高の試合をしてくれてありがとう。今日の試合を誇りに思え」と選手たちに声をかけ、中には涙を流す選手もいた。毛綿谷も「2部に落ちてどん底を味わってきた。毎日1部のことを思いながら練習してきた」。悲願の1部復帰に思いがあふれた。身長168センチと決して恵まれた体格ではないが「競り合いに負けないようにウエートトレで鍛えてきた」。念願の1部に「打倒関学です」と闘志を燃やす。また主将のOL森脇秀太(4年)は「1部は日本一を目指す権利がある。来季全力でやってほしい」と後輩に思いを託した。

敗れた甲南大は15年以来4季ぶりの2部降格になった。