男子は木下マイスター東京が3-2でT.T彩たまに逆転勝ちし、9勝1敗とした。

0-2からシングルスで世界ランク5位の張本智和(15)が最終の第5試合を含め2勝、水谷が1勝を挙げた。

張本は先月25日の岡山リベッツ戦で第5試合を落とした。コーチの父宇さんに一時は、第5試合を固辞したが「『五輪の最終ゲームに向けて良い経験になる』と言われた」と、20年東京五輪の踏ん張りどころを想定して戦った。

その第5試合は、リオデジャネイロ五輪団体で銀メダルを獲得した吉村真晴だったが、11ー3と寄せ付けず、相手監督に「張本は強すぎる」と言わしめた。岡山戦で負けたのが、吉村の弟・和弘だっただけに張本は「兄弟にそろって負けるわけにはいかないと思ってやりました」と笑顔で語った。

この試合で10戦を終えた初体験のTリーグについて「(これまでは)ちょうどこの期間に試合がなかった。今年はたくさん試合があり、良いことだと思う」と利点として捉えている。

13日に開幕するワールドツアー・グランドファイナル(韓国・仁川)へ向けて「良い流れがつくれた。完璧な状態で国際大会に臨みたい」と意気込んだ。