フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに初出場し、女子4位となった坂本花織(18=シスメックス)が9日(日本時間10日)、カナダ・バンクーバーの会場でエキシビション前に思いを語った。

フリーから一夜明け「なんか『ショート(プログラム)のスピンをちゃんとやっていれば』とか、フリーで『あそここけなければ』とかすごい思っちゃうけれど、多分、今ここで、3位になって表彰台に上がったら、もうなんかフワフワした状態で全日本(選手権)に臨むことになっちゃう。そうしないための『神様からのお告げなのかな』という感じがあります」とニッコリ。あと1歩で届かなかった表彰台の経験を、前向きに捉えた。

平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)にも出場した18年を締めくくる全日本選手権は、21日に大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。残り少ない準備期間に対し「前から(ジャンプを失敗した時の)リカバリーの練習が必要っていうのを学んでいるので、どこ(のジャンプ)にでも、どんな状態でもつけられるように練習して、全日本に臨めたら良いなと思います」と意気込んだ。