日本レスリング協会は11日、都内で全日本選手権(20日開幕、駒沢体育館)の記者会見を開いた。20年東京オリンピック(五輪)代表争いの第1歩で、注目は女子57キロ級。五輪4連覇の伊調馨と16年リオデジャネイロ五輪63キロ級覇者の川井梨紗子が決勝を待たずに激突する可能性が浮上した。

今年からシード選手の扱いを厳格化。10月の世界選手権覇者の川井が第1シードに入るが、伊調は資格なくシード外。抽選結果次第では早々に対戦が組まれる。女子50キロ級世界女王の須崎優衣(19)が左肘の負傷で出場が危ぶまれていることも報告された。