卓球シングルスで世界ランク5位の張本智和(15)が12日朝、韓国・仁川で行われるワールドツアー・グランドファイナルへの出発前に成田空港で取材に応じ、「ランキング上位4人を抜かすつもりで頑張りたい」と語った。

Tリーグでは11勝2敗と個人成績1位を維持し、「Tリーグの良い感覚をそのまま、グランドファイナルに生かしたい」と意気込んだ。

今年最後の国際大会だが、「2019年の1大会目と考えて臨みたい」と張本。来年は20年東京オリンピック(五輪)の選考シーズンとなるため、早めに気持ちを切り替えたい考え。

今年を振り返り、全日本選手権、ワールドツアー・ジャパンオープンで優勝したことは一定の評価をしつつも、全体を通して「ベスト4、ベスト8と安定して上位に行けて、世界のトップと戦えるようにはなったが、もっと優勝できる可能性はあった。来年はそれを優勝、決勝進出に持って行きたい」と自分に厳しく言い聞かせた。

昨年のグランドファイナルはベスト8。「まずは昨年より上。そして優勝を狙いたい」と高い目標を掲げて、決戦の地へ向かった。