世界5位の大坂なおみ(21)は敗れた。

大坂が残念な敗戦だ。過去2勝0敗、1セットも奪われたことのないツレンコに65分でストレート負け。打てばカウンターで返され、守れば攻撃を受け、武器の第1サーブは大事なところで入らず「どうしていいのか分からなくなった」。

ただ、もっと残念だったのは、第1セットを2-6で落とすと、すでに諦めムードだったことだ。相手のサーブを追いかけず「すねたり、最悪の態度を取っちゃった。昨年はこんな敗戦がいっぱいあって、減らそうと思っていたのに」と、反省しきりだ。

6日開幕のシドニー国際は、急きょ欠場を決めた。14日開幕の今季4大大会初戦、全豪(メルボルン)が次戦となる。「気持ちを入れ替えて頑張りたい」。この1週間を練習と気分転換に充て、全米女王として初めての4大大会に挑む。